平成23年産青森米の概要について
水稲の作付面積及び収穫量
1.調査結果の概要(東北農政局公表)
(1) 平成23年産水稲の作付面積(子実用)は、4万6,900haで、前年産に比べて2,500ha減少した。また、主食用の作付面積は、4万5,500haで、前年産に比べて1,600ha減少した。
(2) 平成23年産水稲の収穫量(子実用)は、28万500tとなり、前年産に比べて5,000t減少した。
また、主食用の収穫量(主食用作付面積 × 10a当たり収量)は、27万2,100tとなり、前年産に比べて100t減少した。
(3) 10a当たり収量は598kgで、作況指数103となった。
地帯別水稲の作況指数
【平成23年産水稲の作付面積及び収穫量】
区分     10a
当たり
収 量
10a
当たり
平年収量
作況
指数
作付面積
(子実用)
前年対比 収穫量
(子実用)
前年対比
(ha) (%) (t) (%) (kg) (kg)  
青      森        県 46,900 95 280,500 98 598 582 103
(作柄表示地帯)
青森
津軽
南部・下北

5,070
27,800
14,000

96
95
93

29,700
171,000
79,800

99
101
94

586
615
568

569
607
539

103
101
105
(注)
  1. 作付面積(子実用)とは、青刈り用の面積を除いた面積である。
  2. 主食用作付面積とは、青刈り面積を含む作付け面積から、需要調整の取組として取り扱う米穀等 (加工用米、新規需要米等)の面積を除いた面積である。
  3. 作況指数とは、10a当たり平年収量に対する10a当たり収量の比率である。
2.作柄概況(青森県農産園芸課まとめ)
(1) 育苗期
は種作業は、各地域とも平年並に行われた。県全体の最盛期は4月13日で平年並であった。は種後に低温が続いたことから一部で出芽の揃いが悪く、苗の生育ムラがやや大きかった。
育苗期間中の苗立枯病の発生は平年並みであった。
(2) 田植期
田植作業は、4月中旬以降の降雨で耕起・代かき作業が遅れたことから、県全体の最盛期は5月22日で、平年より3日遅かった。
田植後に一時低温となったことから、初期生育が停滞した。
(3) 分げつ期
6月中旬以降は気温が高めに経過したため、生育は徐々に回復したものの、6月30日現在の生育は、草丈、茎数とも平年を下回った。葉齢からみた生育は平年並みであった。病害虫の発生状況は、津軽地域を中心にイネドロオイムシの発生が多かった。
(4) 幼穂形成期・穂ばらみ期
6月下旬から7月上旬にかけて気温は高めに経過したが、日照時間が少なく、7月15日現在の生育は、草丈、葉齢が平年を上回り、茎数は平年を下回った。
幼穂形成期は、「つがるロマン」が津軽地域で平年より1日早い7月13日、県南地域が2日早い7月12日であった。
また、「まっしぐら」は津軽地域で平年並みの7月10日、県南地域が平年より2日早い7月12日であった。
(5) 出穂・開花期
生育観測ほの出穂期は、「つがるロマン」が平年より1日早い8月5日、「まっしぐら」が2日早い8月4日であった。幼穂形成期から出穂期までの日数は、ほぼ平年並みであった。
また、県全体の出穂最盛期は8月6日で平年より2日早く、出穂始め~終わりまでの日数は8日で平年よりも1日短かった。
出穂後5日間及び10日間の最高気温の平均値は、県内各地で25度を上回り、開花の遅れはなかった。
(6) 登熟期~成熟期
生育観測ほの9月1日現在の登熟歩合は、出穂期がやや早かったことや、出穂後の天候が概ね良好であったことから、平年に比べて20ポイント程度上回った。生育観測ほの成熟期は、早いところで9月10日、最も遅いところで9月26日であった。成熟期の生育は、稈長・穂長は平年並みで、穂数は少なかった。成熟期の登熟歩合は、籾数の多少等により78~95%と地点により異なった。平均すると津軽地域では「つがるロマン」85% 「まっしぐら」が87%で平年よりそれぞれ1ポイント高かった。県南地域では「つがるロマン」、「まっしぐら」とも90%で平年より7ポイント高かった。倒状はみられなかった。病害虫の発生は斑点米カメムシ類の発生が多く、7月19日に注意報、8月12日に防除指導情報が出された。
(7) 収穫期
本年は、出穂後に好天が続いたことから、登熟が早まったが、9月中旬以降に降雨が続いたため収穫作業に遅れがみられた。
県全体の刈取り始めは9月25日で平年より1日早く、最盛期は10月3日で平年より2日早く、終わりは10月12日で平年より4日早かった。生育観測ほの収量は、平年比85~115%と登熟歩合と同様に地点により大きく異なるが、平均すると「つがるロマン」が平年比99%、「まっしぐら」が平年比100%となった。玄米千粒重は「つがるロマン」、「まっしぐら」とも平年より重かった。
なお、9月21日~22日の台風15号による大雨被害で、300ha以上の水田が冠水等の被害を受け、埋没等により一部刈取り不能となったほ場もみられた。
(8) 作柄
この結果、10aあたり収量は598kg(作況指数103のやや良)、収穫量(子実用)は280,500tであった。
地帯別では、青森地域が586kg/10a(103)、津軽地域が615kg/10a(101)、南部・下北地域が568kg/10a(105)であった。